エクステリアの構想を考える上では、近隣世帯との位置関係などにも配慮しなければなりません。「隣のお宅から丸見え」という状況は避けた方が良いでしょう。そんな時には、一つの方法としてリゾート風にエクステリアをアレンジしてみるのも良いかもしれません。リゾート風のエクステリアを建てる時の留意点として、擁壁を効果的に使うことが挙げられます。建築に関わる仕事をしている人ならご存知でしょうが、擁壁自体を知らない人もいるのではないでしょうか。擁壁とは、崖などの崩壊を防ぐために石やコンクリートなどで作られた壁のことを指し示します。プロの職人の手によって作られた擁壁であっても、経年変化や経年劣化は免れませんので、擁壁がある物件の購入時には、慎重になった方が良いでしょう。

そんな擁壁は、エクステリアに取り組む際にはうってつけです。オシャレな植栽やデザインを組み合わせることで、より一層のリゾート感が増すことにもなります。植栽と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。例えば南国をイメージさせるにはソテツが良いなどと、完成時の雰囲気を想像しながら植栽選びをするのも良いかもしれません。加えて、タイルデッキを利用するのも良い方法です。欲をいえば、ガーデンファーニチャーも揃えたいところ。できるなら大人数が一緒に使えるものが理想的です。また、忘れてはいけないのが、メンテナンスが行き届くようにすることです。完成した当初は見栄えが良くても、次回の経過と共に劣化していきます。中長期的視点に立って作ることが重要です。

ドラセナもリゾート風を意識するなら、欠かせない植栽といえるでしょう。エクステリアの随所に配置することで、ナチュラルモダンな雰囲気を醸し出します。植栽と共にエクステリアを演出するのが、照明です。最近のライトには、LED照明が使われることが多く、長寿命かつ省エネルギーです。万一、子どもが触れてしまっても心配ありません。