実家に親と一緒に暮らしています。戸建ての1階に私の両親が住んでいて、2階に子供である私の家族が住んでおりました。親が高齢の為に老健施設に入ることになり、一階の一つの部屋がスコンと開くことになり、それならばということで、ガレ-ジを作ってしまおうということにしました。それまでは近所の貸ガレ-ジに2万円を出して一区画借りておりました。

駐車スペースの広さと位置については紙の上では、家族でいろいろと協議しました。その後で、業者とよく相談をしました。駐車スペースの設計は、失敗事例が多いので慎重に行うべきと良く言われますが、本当にその通りでした。親が暮らしていた空間に、車体が入る空間を確保できていても、実際は、駐車しにくいし、車を出しにくいことが判明しプランの大幅変更ということになりました。その時に、設計事務所に教えてもらったのは、壁があるガレージは「建築物」扱いになるため、新設する際には建築確認申請をしなくてはいけないということでした。また税金が増えるのは嫌だから、屋根と柱があるカーポートに切り替えることに方向変化しようとしたのですが、私の古い家では建ぺい率・容積率に余裕がないので、ガレージは設置できないことがわかったので諦めたということも経験しました。車の為に簡単な物を作るだけなのに、色々と勉強することになりびっくりしました。最終的に、一つつぶしてガレ-ジを作りましたが、出し入れが当初の方向とは異なるものになりましたが、専用のガレ-ジを作ることが出来ました。

ビルトインガレージの固定資産税は、建物全体の延べ床面積のうち1/5までであれば容積率に算入されないという規定があります。その為に、部屋の床面積を変えず、減築してビルトインガレージを設ける場合、一般的には固定資産税の金額が下がることがあり、私の家の場合はそれに当てはまり何か得した気分にはなりました。その浮いたお金に今まで払っていた貸駐車場の料金を合わせるとそこそこのお金になり、家族で小旅行に出かけることが出来ました。